【ゲンテンスティック スーパーフィッシュ】パウダーとゲレンデの乗り心地

ゲンテンスティック スーパーフィッシュに乗ってみました。

スーパーフィッシュは『芯材に竹を使用している』というのがすごく気になっていました。

竹は環境に良い素材として注目されていますよね。
スノーボードの乗り心地にもいいのかな?

結論からいうと、SUPERFISHほどの『浮き感』は初体験でした。
他の板とは全然感覚が違う。

(MANTRAYのほかに、TT160、BIG FISH、MAGIC38を経験しただけですが、、)

 

バウダーですぐに浮いてくるし、安定感もすごくて、浮遊する感覚に浸っていても気持ちがいい。
勝手な印象ですが、船に乗っているときの感覚に似ています。

そんなGENTEM STICK スーパーフィッシュ。素人ながらのレビューです。

 

GENTEM STICK  SUPERFISH

ゲンテンスティック の中でも一番といっていいほど、特徴的な形だな、、。SUPER FISH。

長いレングス、極太ノーズ、ノーズに比べると細いテール、大きくテーパーの入ったシルエットが独特すぎる。

 

GENTEMSTICKのサイトでは、

○ 本格的ディープパウダーマウンテンサーフボード
○ ディープパウダーでの最大級の浮力と他を圧倒するビッグスプレー

と紹介されていて、とにかくディプパウダーに向いていることがわかります。

 

ショップで聞いた特徴

ゲンテンスティックの板はそれぞれ独特の形で、それぞれの特徴があるけど、見た目と乗り心地の印象が違うこともあります。
正直乗ってみないと乗り心地はわからない、、。

滑り方や骨格の違いによっても、板の印象が変わるのかも、、。

知人のショップでどんな特徴なのかを聞いてみました。

 

ショップで聞いた特徴

◎  パウダーに入ってすぐに浮きはじめる!
『浮いたら操作しやすいから、逆に操作性はいい』
(パウダーでは浮いたもん勝ちくらいな感じで言っていました)

 

◎  テールが細くて操作しやすい!
『テールがスムーズにコントロールしやすい』
長いわりにはスムーズにターンできるのかな?と聞いていて思いました。
そのかわりテールは折れやすいとのこと。深いターンには気をつける必要がありそう。

マンタレイ:テール幅290
マジック:296
BIG FISH:304
SUPER FISH:278
テールはマンタレイよりも細い!

 

◎  実際雪面についている部分(有効エッジ)の長さは数字ほどではない!
レングスの印象よりは長さを気にしすぎることはない。
ピステンのカービングも意外にいける。

 

操作性が良いというのはすごく意外。
ショップでは、熱くお話しされていました。
「よほど楽しいんだな」
「すごく好きなんだな」と感じて聞いていました。

もともとの印象と、教えてもらった特徴がだいぶかけはなれていましたね。

 

スーパーフィッシュ乗り心地

○ディープパウダーでの最大級の浮力
○外観からは想像できない鋭いカービング

サイトではこう書いてありましたが、その体感覚を感じるには相応のスキルがいるのでは?とも思ってしまいますよね。

まったく乗り心地が想像できず、正直乗ってみようとすら思っていなかったSUPER FISH,,。

実際に乗ってみました。

 

【感想】
『安定していて操作も良い!カービングもしやすいし、想像よりも自由に操作できる』

  • 『パウダーでのすごい浮力』
  • 『操作性の良さ』
  • 『安定してキレていくような感覚』

僕はそんなふうに感じました。

パウダー

一番はじめにパウダーへ、、。

太いノーズを見ると浮力があるんだろうとは思っていましたが、めちゃくちゃ浮きます!!
何もしなくても勝手に浮きます!
ノーズがどんどん浮いてくる、、。

この浮遊する感覚はすごいです。
ノーズとテールの幅に差があるので、『浮いてくる』という感覚を体感しやすいんじゃないかと感じます。ターンするとスプレーも上がります。

傾斜のないところでもガンガン浮いてくるので、遊べる場所、遊び方も変わってきます。

やっぱり一番印象的なのは、大きく開けたパウダー斜面で滑ったとき。
ノーズが浮いてくる感覚は、海の上で船が浮いている感覚に近く感じました。
船って沈まないし、舵きりが後ろにある。その感覚もなんとなく似ているような、、。
伝わりにくいでしょうか?

ゲレンデ

パウダーの浮力はすごいですが、意外だったのがゲレンデも楽しいこと。

エッジに乗りやすくて安定感があるし、カービングが思いの外スムーズ。
ターンの最後まで気持ちよく安定して弧を描ける感じ。

すごく小回りが効くというわけではないですが、レングスからは想像できないくらい自由自在に操作できます。
けっこう思いどおりにターンできました。

見た目と感覚のギャップをすごく感じました。
ゆっくり大きく弧を描くことはもちろん、慣れるとわりと小さなターンもできます。

はじめはノーズの太さが少し気になりましたが、スーパーフィッシュにとってのいい位置に乗れるとすごくリラックスしながら安定して気持ちよくターンができました!楽しかった。

 

スーパーフィッシュは、安定性と自由な操作性、両方を感じることができます。奇抜な見た目からは、想像できない乗り心地。

緩斜面の脇のパウダーも入れたり、楽しみ方もたくさんでした。
ゲレンデでもすごく楽しめます。

 

 

ただ、タイトな場所とか、混んでいるゲレンデには向かないかな…。

あとテールが細くて折れることもあると聞いたので、カリカリのバーンには持って行きたくないですね。ガタガタな斜面にも行きたくないかも、、。
雪質の軽いときに向いているかなって思います。

 

 

ちなみに、SUPER FISH。奥さん乗っていません。
見た目からだと思うんですけど、「こわいっ。」って言ってます。
乗りたくないと、、。
もったいないなー。

 

まとめ

ゲンテンスティック スーパーフィッシュは、とにかくパウダーで浮く板でした。
インパクトがありました。

 

見た目の印象と違うのは操作性の良さ。
(初めて乗った時の比較では、BIG FISHよりも断然乗りやすかったです。友達も同じような感想でした)

長いレングスのわりに操作性が良く、自由な弧を描ける感じ。
そして、ターンはねばりとキレがあります。

安定感があるので板の上でリラックスできて、気持ちさに浸るのもよし!

  • 『パウダーでのすごい浮力』
  • 『操作性の良さ』
  • 『安定してキレていくような感覚』

 

フィールドは選ぶかもしれません。
あまりにも急な斜面や、カリカリの硬い斜面、混雑しているゲレンデには向かないかな…。って思います。
そう考えると乗りやすいけど、オールマイティではないですね。

でも1度体感してみてほしいと思わせてくれるボード!
タイミングによってはSUPER FISH でしか体感できない、最高の瞬間がありそうです。